Dominions6チュートリアル:初期拡張③「敵を知る」

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元記事:Naaira's Expansion Guide

敵を知る:中立軍

厳しい練習によって己と向き合ったなら次は敵を知る番だ。
当然のことながら、以下に列挙する敵にどう対処するかはあなたの国が雇える兵による。
また指揮官を全て倒せば中立軍は退却するということを覚えていて欲しい。
以下は一般的な敵の種類とその対処法だ:


MilitiaLight InfantryHeavy InfantryArcher
  Light Cavalry、全てのTribeHorse,Wolf,Bone Tribeを除く)
これらは中立軍の中でも最もありふれていて、弱い。
Heavy InfantryMilitiaよりはましだが、ほとんどの国の歩兵より弱い。
Archerはヘルメットを持たない国にとっては多少問題となる。
Tribeはいずれも軽装で、ダメージの低い攻撃を行う。

  • 数を揃えること。敵が20~40人であれば小規模な軍団で対処可能だが、50~100人となると大きめの軍団が必要になる。
  • あなたの軍を後方に布陣させ、Hold and Attack closestを命令する。こうすることで敵の足並みは乱れ、各個撃破できる。
  • 騎兵など足の速いユニットがいるなら、Hold and Attack rearを命令することで敵の指揮官を直接狙える。
    その場合は主力部隊よりも後方に配置し、敵が主力部隊の方に引き寄せられるようにすること。

Longdead,Soulless,Ghoul
undeadは大抵の兵科にとって扱いやすい低品質の敵だ。
ただしLongdead Horsemanとその突撃には注意しなければならない。
  • 彼らをbanishするためにprophetを用いる。
  • 斬撃または殴打属性の武器を持つ兵を用いる。
    Longdead Horsemanの突撃を受けるためのchaff(低コスト低性能の兵)を用意する。

- Wolf Tribe
Wolf Tribeは低威力の二刀攻撃と低いprotを持つ。
生存をdefence(回避力)に頼っている兵科にとっては大きな脅威となる。
  • 弓兵やJavelinを用いて、彼らに接近される前に敗走させる。
  • 短剣の連撃に耐えられる高いprotを持つ兵を使う。

- Heavy CavalryKnightCataphractJade AmazonHorse Tribe CavalryPegasus Rider
これらの騎兵ユニットは中~高protと高いdefを持ち、Lanceを持っているため最初の一撃に大きなダメージボーナスが入る。
最初の一撃が終わると与えるダメージは大幅に減少する。
Horse TribePegasus Riderは弓とLight Lanceを持ち、他のタイプほど装甲が厚くない。また立ち止まって射撃することを好む。
  • 高い攻撃力とattack(命中力)を兼ね備えたユニットを連れてくる。
    特にKnightは多くの雇用兵にとって強大な敵であるため、このタイプのユニットで対処したい。
  • 沢山のユニットで取り囲み、相手のdefを下げる。
    defが下がればいつかはクリティカル攻撃が高いprotを突破してダメージを与えてくれるはずだ。
  • chaffを用いる。
    chaffを中央に配置し、敵がchaffに突撃した直後に主力が到着するように配置を調整する。
  • 多数の投槍兵またはクロスボウ兵にHold and Fire closestを命令すれば、敵騎兵が接敵する前に退却してくれることもある。
  • earth meldまたはnet(投げ網)を持つユニットを使って足を止め、防御力を0にする。
  • Horse TribePegasus Riderに対しては部隊を左右に配置しつつAttack rearを命令することで、敵の矢に当たる時間を短縮するとともに両端から一直線に接近する。

- BarbarianLizardmanBone TribeCavemanCynocephalian
これらの敵は低いprotと強烈な攻撃力を持つ。
CavemanとCynocephalianは洞窟内で戦うことになるため、Dark VisionまたはSpirit Sightがなければattとdefにそれぞれ-3のペナルティを負って戦うことになる。
  • 接近される前に遠距離攻撃で退却させる。
    十分な数の弓兵、投石兵、投槍兵がいれば可能性は高い。
  • defの高いユニットも有効。当たらなければどうということは無い。

- Crossbowman
彼らが放つ矢弾にはarmor-piercing(徹甲)能力があり、被弾者のprotectionを本来の60%としてダメージ計算を行う。
Late Ageでは各地で見かけるようになり、彼らはあなたの拡張部隊に大打撃を与える。
  • 大打撃を与えられる前に騎兵などのcombat movementが高いユニットにAttack archerを命令し、素早く接敵して仕留める。
    Attack rearを命令して指揮官を倒せば、結果的にクロスボウ兵の攻撃をやめさせることができる。
  • 盾とヘルメットを装備している兵士は矢弾を受けながらでも前進してクロスボウ兵まで到達できる。命令はAttack archer。
  • 部隊を複数に分けて配置することで、その内の少なくとも一つは途中で敵に拘束されることなくクロスボウ兵まで直行できるようにする。

- ElephantTroglodyte
これらのユニットはtrampleによって、隣接するいずれかの1マス中にいる全ての敵に13~16のarmor-piercing(protを半減して計算)ダメージを与える。
これらの敵は密集した小躯のユニットやglamourに防御能力を依存しているユニットにとっては特に脅威となる。
  • 大きなユニット(size6~10)で戦う。
  • 弓や魔法を活用する。例えばsleepparalyzecharm animalfalse fettersbonds of fireの魔法が有効。
  • etherealを持ったユニットで戦う。

- Zot
洞窟にいる雑魚。ただし指揮官を一般兵の中に紛れ込ませるように。
指揮官を部隊の後方に配置していると事故死する可能性がある。


- Blowpipe
このユニットは毒の吹き矢で武装している。protの高いユニット、またはヘルメットと盾を身に着けているユニットで対応し、毒の影響を受けないようにしたい。
または毒に耐性のあるユニットを使う。


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水中の中立軍

水中における拡張は一部を除いて概ね地上のそれと同様だ。
地上と異なる点の一つ目は、斬撃および殴打タイプの武器はattにペナルティを負うこと。
そのため刺突武器を使うべきだ。
二つ目は射撃武器が使用不可であること。
例外として投げ網とspectral武器(幽霊の武器)は使える。
三つ目は鉄製装備が劣化すること。
青銅や革など、鉄製以外であれば問題ない。

- MermanTritonIchtys
水中の一般的な中立兵。
網を持ったIchtysはあなたの陣形を崩し、網に絡まったユニットのdefを激減させる。
攻撃力もprotも低いので対処は簡単だが、頭数は十分揃えること。

- Triton GuardAmber Clan Guard
高いprotを持つため、高ダメージを出せるユニットで対抗しよう。

- Shark Tribe
言わずと知れた水面下の脅威。1マスあたりの攻撃回数が多くダメージも大きいため、ほとんどの拡張軍にとって危険な存在だ。
殺される前に殺すための火力が必要になる。

- Atlantian
Atlantianはpoison barbを持ち、彼らを攻撃した者は毒に侵される可能性がある。
毒を食らわないために射程0の攻撃(噛みつきやひっかき等)をするユニットは連れてこないこと。
または毒耐性を持つユニットで戦うこと。


羊に率いられた狼

拡張においてプレイヤーが犯しがちなミスをいくつか紹介する:

  • 適切でないユニットを用いている
    剣士で白兵戦を仕掛けるのが有効な場合もあれば、弓兵が有効な場合もある。
    どの敵に対してどの味方をぶつけるかは、あなたが下す決断の中で最も重要なものになるだろう。
  • 兵が少なすぎる
    兵種によってまちまちだが、兵が戦力として機能するためには一定の頭数が必要なことに気付くはずだ。
    もし必要数を下回った状態で戦闘に突入すれば、必要数をわずかに上回る状態で戦闘するよりもはるかに多くの兵を失うことになる。
  • 兵が多すぎる
    一つの軍が大きすぎる場合はそれはそれで失策となる。
    これについてあなたが自問すべきことは「この軍を分割して複数の州を占領することができるか」だ。
  • 部隊に命令が設定されていない
    命令を設定しなければ、DominionsのAIに部隊の命運を託すことになる。
    そして仮に決して命運を託してはならないものがあるとすれば、それはDominionsのAIだ。
    ホットキーを使えば素早く命令を設定できる。
  • 指揮官が貧弱または少なすぎる
    指揮官を失えばほとんどの場合戦いに敗北するため、彼らは軍団を繋ぎとめる最も弱いポイントであると考えて欲しい。
    貧弱な指揮官を用いる場合は十分な人数を用意するか、あるいは頑丈なボディガードをつけよう。
  • 指揮官に命令が設定されていない
    ランボーぶって一人でBarbarianの群れに突っこむ指揮官ほど最悪なものはない。
    多くの場合、基本的な命令はhold x2かx3とstay behind troopsのセットだ。
    Ctrl+1で命令を保存し、他の基本的な指揮官にもこれを適用するとよい。
  • 祝福されていないsacred兵
    拡張にsacred兵を用いる場合は、彼らに祝福(blessing)をかけるのに十分な数の聖職者を帯同させる必要がある。
    祝福抜きでは生存力に欠けるsacred兵を用いる場合、彼らに祝福がかからないと全体の犠牲が増加し最悪の場合は敗北に繋がってしまう。
    聖1の聖職者で祝福を行う場合、彼らが祝福をかける時間を確保するためにsacred兵にはHold and attackを命令するとよい。
    また祝福の射程は10と短いため、聖職者はsacred兵の近くに配置すること。
  • 5人未満の部隊がある
    人数が5人に満たない部隊は士気に大きなペナルティを受ける。
    エリート指揮官にエリート兵を率いさせている場合を除いて、決して部隊を5人未満にしてはいけない。
    エリートで固める場合は兵士にbodyguardを命令し、指揮官にはAttack(またはバフ魔法を唱えてからAttack)を命令すること。
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元記事には命令を素早く設定するためのホットキー集があるのですが、それは後で他のホットキーとまとめて一つの記事にしようと思います。

次回は初期拡張④、初期立地を見て考えるべきことについて。

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