Dominions6チュートリアル:神の設計③〆「神のひな形」

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元記事:Maerlande's Pretender Design & Analysis

総括

これで神の設計に必要な情報は確認した。これまでの情報を総合し、頭をひねって、この上なくクールで厄介な神を設計しよう。少なくとも役に立つものを。


神のひな形

私はこれらのひな型を参考に神を設計している。ハイブリット型を作ることもできるが、どっちつかずになることが多い。

神のひな形

  1. awake戦闘型
    1~2ターン目から戦闘に参加することを想定して作るもの。低レベル帯の有用な自己強化魔法を唱えさせるため、地、風、緑あたりの魔法技能が欲しい。
  2. awake強祝福型
    私はこれを1.とは分けて考えている。
    これは単一属性の高度な祝福を可能にするとともに、1.と同様に初期拡張のための強力な戦力となる。
    これによって最初から強力な祝福を活用できるが、その代わり経済スケールが犠牲になる。
  3. 祝福の器型
    あなたが必要とする祝福をひたすら詰めこんだもの。
    Dominions5からincarnate bless(神が現界している時にのみ有効になる祝福)の概念が生まれたため、より考えて設計しなければいけなくなった。
  4. レインボー探索型
    基本的に全ての魔法属性をレベル2にし、あらゆるマジックサイトを露わにしていく。
  5. レインボー鍛冶型
    これは探索型と似ているが、より多くのアイテムを鍛造するために風3や星5の技能を必要とする。
  6. レインボー研究型
    これは一般的にawakeのGreat Sageにする。
  7. 究極魔法詠唱型
    Burden of Timeやその他、強力な世界呪附を早期に詠唱するために設計されるもの。
  8. 経済特化型
    安価な神体と最低限の魔法技能で済まし、最高の経済スケールのためにポイントを費やす。
    (Dominions5では各スケールを-3~+3まで動かせたのですが、Dominions6では基本的には-2~+2で、選んだ国や神体によっては一部を+-3まで伸ばせる仕様に変わりました。なので経済特化型の価値は以前に比べて下がってしまいました。その代わり最高の経済スケールのために必要なコストが下がったということでもあるため、副属性的な形で他の雛形の要素を入れる余地が生まれていると言えるかもしれません。)
  9. 属性補完型
    これはあなたの国に欠落している魔法属性を神で補うもので、経済特化型の亜種に近いと思う。
    その属性を得意とする魔術師を召喚できるようにするのがベストだ。

神の設計:Erytheiaの場合

この例を通じて私の考え方を真似してもらえればと思う。
私はawakeのレインボー研究型かimprisonedの経済特化型の二つに絞った。しかしほんの遊び心から、私はレインボー型をimprisonedにすることで全ての魔法技能を3以上に伸ばし、広範に渡る祝福を得ることにした。なぜならErytheiaは多数の魔術師にinspiringの効果を重ねることで研究において大きなアドバンテージを得られるからだ。

私はsacred兵のための祝福と魔術師やthugのための祝福を混ぜた。
低レベルの祝福はincarnateではないため、このビルドでは1ターン目から全ての祝福が有効になる。これは大きな利点だ。低レベルの祝福は高レベルの祝福ほど強力ではないことがほとんどだが、積み重ねればsacredユニットの力を大きく増すことができる。

経済スケールはとても良く、ほとんど最大値だ。
ゴールドとリソースの収入が多いのは大きなメリットだ。雇用においてネックになるのは唯一recruitment pointになるだろう。

最大の代償はドミニオンが低いことであり、したがってsacred兵を増やしにくい。レインボー型の神はドミニオンを伸ばすために必要なコストが重い。

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以上、全三回に渡って神の設計について紹介しました。
実は元記事では②で紹介した内容と③で紹介した内容の間に「ステップ3:敵を知る」という項目があるのですが、これは特にマルチプレイを意識した内容であるとともに、要するにステップ1とステップ2で自国にしたことをライバル国にもやって自国と比べようという内容であって、方法論というよりは具体例の列挙に比重が置かれている項目だったのでスキップしました。
また初心者のうちから未プレイの国家の特徴を把握しようとするのは骨が折れると思うので、色々な国を自分で遊んで少しずつ各国の特徴を把握していくことを個人的にはお薦めします。

次回は初期拡張①、拡張の練習について。
ご覧いただきありがとうございました。

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